変数を使おう(let)
変数は、データを保存しておくための仕組みです。let を使った変数の宣言と、値の代入・参照の方法を学びます。
変数とは
変数とは、データを入れておく「箱」のようなものです。箱に名前をつけて、その中にデータを保存できます。
let name = "JavaScript"; console.log(name); // => JavaScript
上のコードでは、name という名前の箱を作り、その中に "JavaScript" という文字列を入れています。console.log(name) で箱の中身を出力すると、JavaScript と出力されます。
let で変数を宣言する
JavaScript では、変数を使う前に「この名前の変数を使います」と宣言する必要があります。変数の宣言には let キーワードを使います。
let message;
これで message という名前の変数が作られました。この時点では、変数の中身は空(undefined)です。
undefined については後のレッスンで詳しく学びます。今は undefined とは「まだ何も入っていない状態」のことだと覚えておきましょう。
変数への代入
変数にデータを入れることを代入と呼びます。代入には = を使います。
let message; message = "Hello"; // 変数 message に "Hello" を代入 console.log(message); // => Hello
ここで重要なのは、= は「等しい」という意味ではなく、「右辺の値を左辺の変数に入れる」 という意味だということです。
// 右辺の "こんにちは" を左辺の greeting に代入する let greeting; greeting = "こんにちは"; console.log(greeting); // => こんにちは
宣言と代入を同時に行う
変数の宣言と代入は、1行で書くこともできます。
let fruit = "りんご"; console.log(fruit); // => りんご
このように書くと、変数の宣言と同時に値を代入できます。実際のプログラムでは、この書き方がよく使われます。
変数の値を使う
一度変数に値を代入すると、その変数名を書くだけで値を取り出せます。
let animal = "ねこ"; console.log(animal); // => ねこ console.log(animal); // => ねこ(何度でも使える)
変数を使うと、同じ値を何度も書く必要がなくなります。
変数名のルール
JavaScript の変数名には以下のルールがあります。
使える文字
- 英字(a-z, A-Z)
- 数字(0-9)
- アンダースコア(_)
- ドル記号($)
let name = "太郎"; // OK let userName = "花子"; // OK let age1 = 20; // OK(数字を含められる) let _private = "秘密"; // OK(アンダースコアで始められる)
使えない文字・形式
- 数字で始まる名前
- 英字、数字、アンダースコア、ドル記号以外の文字(例:スペース、ハイフン、記号など)
- 予約語(JavaScript が使う特別な単語)
// 以下はすべてエラーになります let 1name = "太郎"; // 数字で始まっている let user-name = "花子"; // ハイフンを含んでいる let let = "hello"; // let は予約語
良い変数名のつけ方
変数名は、中身がわかりやすい名前をつけましょう。
// 良い例:何が入っているかわかる let userName = "田中"; let message = "こんにちは"; // 悪い例:何が入っているかわからない let x = "田中"; let a = "こんにちは";
変数の上書き
let で宣言した変数には、後から別の値を代入し直すことができます。
let color = "赤"; console.log(color); // => 赤 color = "青"; // 新しい値で上書き console.log(color); // => 青
上書きすると、前の値は消えて新しい値に置き換わります。
上書きするときは let を付けません。let は最初の宣言時にだけ使います。
まとめ
- 変数はデータを入れておく「箱」のようなもの
letキーワードで変数を宣言する=を使って変数に値を代入する(=は「代入」の意味)- 変数名は英字で始め、英数字とアンダースコアが使える
- 変数は何度でも使え、後から上書きもできる
演習に挑戦